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MAD VIPER SPM
マッドバイパー SPM
1ピース
7:3調子
HH-180
(画像をクリックすると拡大画像が表示されます)
しなやか穂先と強靭ブランクで泳がせ釣りを制する
青物狙いの泳がせ釣りロッドとして不動の実績を誇る「マッドバイパー」シリーズ。「マッドバイパー 泳がせ」に比べ、食い渋りの際に今まで以上にしなやかな穂先で食わせたいというニーズに応えるためのアイテムが本作「マッドバイパー SPM」。柔軟な穂先でベイトを掛け、本命のアタリには違和感なく追従してしっかりと食い込ませる。スムーズにバットにつながる調子は食わせやすさ・アワセやすさ・やり取りのしやすさを兼備しており、ファイトにおいては細身からは想像できない粘強さを誇る「SPM=ソリッドパワーマキシマム」、ネジレ防止の最適構造「X45」、形状復元力に優れた「3DX」など、凝縮されたダイワテクノロジーが大型魚を圧倒する。大型根魚狙いの中深場釣りにも最適。
DAIWA TECHNOLOGY
■ソリッドパワーマキシマム
極限までの高い密度を追求したグラスソリッドに「3DX」・「X45」といったダイワが誇る素材技術を駆使したクロスを巻きつけた設計。ソリッドの特性であるしなやかな粘りで魚を食わせ、魚が掛かってからは見た目以上のパワーを発揮する、まさに泳がせ釣りに最適な柔軟かつ粘強なブランク設計。
■X45
従来構造(竿先に対して0度、90度)に、ダイワ独自のバイアスクロス(ネジレに対して最も有効な角度である±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで、ネジレを防ぎ、パワー・操作性・感度が大きく向上している。
■3DX
正六角形が並ぶ3軸構造で、全方向からの力に対して優れた形状復元力を有しているクロス。細身肉厚ブランクとの相乗効果で大型魚もジワジワと浮かせて獲る。3DXとソリッドパワーマキシマムの相乗効果でロッドを操作した時の追従性能がさらに向上しており、誘った時などにハネることなくロッドが戻り、スムーズで無駄のないロッドワークが可能になっている。
仕様詳細
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食い込みの良いしなやか高感度グラスソリッド穂先
金メッキとは次元の違う防錆性・耐久性・質感を備えたゴールドIPHBガイド(ダブルラップ)
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リールシート固定部が回らないためリールをがっちり固定できるオリジナルチャネルロックメタルシート
握りやすさを向上させるパターン入りデュラグリップ
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クランプを固定しやすいメタルホルダー部
ギンバル着脱式デカ腹当てが別パーツで付属
テスターインプレッション ― 近藤惣一郎

相模湾のキハダは運で釣れるものでなく、誰もが狙って必然的に釣ることができる魚

一昔前なら遠征でなければ手が届かなかった20キロ、30キロ級、時に50キロ近い大物が、首都圏の海で気軽に狙える夢のような釣り、それが相模湾のコマセキハダ。海水温の変動などの影響で2010年以降、相模湾でキハダが釣れ始め、まだ歴史も浅い釣りだ。しかし、群れはいてもオキアミに口を使わなかったり、ヒットしても逃げられ、取り込める確率は平均20%ともいわれ難易度の高い釣りになっているのも確か。また休日ともなれば船数も増え、なおさら厳しい闘いを強いられる。アタリが出ない時「今日は渋い」「口を使わない」と理由を付けたり、ヒットしても逃してしまった時「大物だったから…」と諦めることは簡単だが、渋い日でもアタリを出し、ヒットした大物を確実に取り込んでいる釣り人がいるのも確か。オキアミ餌でキハダを釣ることの特殊性を理解し、ヒットした魚は必ず獲る!の気構えと準備が大切になるのだ。

「ヒットした魚は必ず獲る!」ための必然的な要素の一つ、それが「マッドバイパー SPM」の選択だった

31kgのキハダ

私自身相模湾でキハダを本格的に狙い始めたのは昨年2015年から。昨シーズンは実に多くのバラシを経験した。その苦い経験を徹底的に分析し、それを改善し闘いに挑んだことで、今期2016年は3度の乗合い釣行で5度のヒットがあり、31キロを筆頭にその全て5匹のキハダを仕留めることに成功した。それを実現させたのが電動リールシーボーグ750MTに組み合わせ、今シーズンから使用したロッド・マッドバイパーSPMだった。ヒットするかどうかはその日の天候や潮況などの運もあるが、ひとたびヒットした後、仕留めるか逃すかは、運や偶然ではなく、「幾つかの要素」が積み重なって現れる必然的な結果と私は受けとめ、真剣勝負でキハダに挑んできた。その幾つかの要素のなかでもマッドバイパ-SPMを今期選択したことが100%の取り込み率に大きく関わっていると私は分析している。

なぜ“瞬殺”が生じるのか

実は昨年私が使用していたのはグラス:カーボン比率=94:6で大物が掛かるとサオ先が海面に突き刺さるような派手な曲がりをみせる大物ロッド。バッドパワーがありながら中央付近以降まで柔軟に曲がり込むロッドなら、針掛かりした後のやりとりでハリス切れや針外れのリスクを減らすことができるという考えの選択だった。しかし実際使ってみると誤算があった。それは所謂“瞬殺”と呼ばれるもので、アタリ直後に針が呑み込まれ、鋭い歯でハリスが切られることを繰り返したのだ。当初は置きサオでアワセが遅くなることが原因と考えたが、その後、手持ちでアタリを感知してアワセを入れても同じことが何度か起きた。移動するキハダを先回りして比較的短いハリス仕掛けを降ろす釣りに比較し、コマセで大型キハダを船下に寄せ長いハリスで釣るシーズン後半の釣りで、針が呑み込まれることでのハリス切れや針が外れるバラシが出やすかった。私はこの現象を、バットパワーがあっても中央付近以降が柔軟なロッドは「向こうアワセ」気味になり、遅れることなく“アワセを入れる”という点で不利になり、針を呑み込まれたり、逆に意識的に早合わせをすると針が掛からず外れてしまうという悪循環に陥ると解釈した。

パワーや粘りは勿論のこと「張りがありアワセやすい」ロッド

昨シーズン瞬殺や針外れを経験した私は、掛けてからのパワーや粘りは勿論のこと、ヒットした際、タイムラグ無く確実なアワセを入れ、針がキハダの口角・閂(カンヌキ)に掛けられる “張りのあるロッド”の必要性を実感。その要素を兼ね備えたのが まさしくマッドバイパーSPMだ。グラス:カーボン比率=68:32。張りがあり、もたつかず、アングラーがロッドに加えた動きが迅速にハリス先の針まで伝達されアワセやすい。勿論、アタリを待つ時はサオ先を海面に向け常時手持ちスタンディング。ドラグは2キロ程に設定しバットを握る手でラインを抑え、その瞬間を待ち構える。柔軟で高感度の穂先が身体の大きさに似合わない小さなキハダのアタリを捉えたら、タイムラグ無く、さっとサオ先を上げ確実なアワセを入れ針を閂にフッキング。これがしっかり出来れば瞬殺や針外れは高確率で生じない。

魚の引き・重量に応じスムーズな曲がりをみせるソリッドパワーマキシマム/SPMと中央部付近以降からバットにかけての強靱さが武器

マッドバイパー SPMは張りがあっても、けっして硬いロッドではない。一旦針掛かりしてファイトに移れば細身からは想像できない粘り強さを誇る「SPM=ソリッドパワーマキシマム」が魚の引き・重量に応じスムーズな曲がりをみせる。私が30キロ級のキハダとファイトしている写真を見てもらうと解るように、サオ先から中央部にかけてはスムーズな曲がりをみせるが、そこからバットにかけては全くびくともしていない。所謂“満月に撓る”ような派手な曲がりはみせていないのだ。実は大物が掛かってもバットまで過剰に曲がり混まないこの形状こそSPMの中央部付近以降からバットにかけての強さを実証している。針掛かり直後のファーストランが止まり旋回するキハダを弱らせるためには、ドラグをある程度締め、引き込みに耐えながらロッドの弾力でキハダにプレッシャーをかけてゆく必要がある。さらに、その後の巻き上げ時も、魚に振られることなく浮かせるためには中央部付近以降からバットにかけての強さが必要になる。これが無いと主導権をとれず、魚が弱りにくくなり、やりとりに時間がかかってしまう。特にサメがいる水深では素早く浮かせられないと、せっかくのキハダがサメに喰われてしまうのだ。

細身で軽量580gのマッドバイパー SPMとシーボーグ750MTのタックルコンビを手持ちに、アタリに間髪入れずアワセを入れフッキング。サオ先から中央部にかけてのスムーズな曲がりが疾走するキハダの閂から針を外さない。その後、中央部からバット部分の強靱性が、キハダを弱らせ手懐け、浮き上がらせてくれたのだ。このタックルコンビが、キハダを狙って仕留めることを“必然”にしてくれたのだ。


「ヒットした魚は必ず獲る!」ための必然的な要素

  • 確実な針結び、各接続部の強度の徹底
    20〜26号ハリスがキハダに引っ張られ簡単に切れるかといえば、根ズレが生じ難いこの釣りでは、もともと傷ついていたか、針が呑まれ鋭い牙があたる時以外は起こりにくい。実際のバラシは道糸、クッション(リーダー)、天秤、ハリス、針の各接続・結紮部でのブレイクである。中でも最も多いのが針の結紮部だろう。得手不得手や好みもあるが管付・タタキ針共に自信が持てる結び方を船長や実績のある仲間から学び確実に習得しよう。不安があったり不適切な結びではバラシを繰り返す。私はシリコンチューブを用いた「管付大針結び」と「南方延縄結び」を愛用している。その他接続部もスイベルの大きさや編み込み結びを過信せず、補強チューブを上手く利用して大物が掛かっても自信を持てるシステムを事前に作り海に出よう。また道糸の傷のチェックは必ず毎釣行前に行っている。ハリスや針の結び目の負担軽減には写真説明で述べている粘りとパワーのある優れた性能のロッドを使用する他、クッションゴムの活用がとても有効。最近では多くの釣り人が道糸と天秤の間に(場合によってはハリス側にも)3~4mm径1mのクッションゴムを使用している。リーダーに比べ接続部にスイベルを用いることができるので初心者でも確実な接続ができる。
  • 針を飲まれないために
    昨年私が何度も繰り返したバラシが、針を飲まれて歯でハリスが切れるパターン。ひどい時は一日で4度もバラした。針にネムリがあっても小さな針は飲まれやすい。先のバラシは全て置きサオでヒットした時。運が良ければ置きサオでも獲れる。しかしその甘い考えがバラシを繰り返す。ドラグを2㎏ほどに調整し、サオ先を海面に向け手持ちスタンディングでアタリを待ち、アタリが出たらバット近くでラインをグリップしてアワセを入れる。獲れる魚はアワセを入れ針が閂(カンヌキ)に掛かかるものだけと考え、手持ちスタンディングにこだわるべきだ。

  • やりとりで逃がさないためには

    自分が守備なのか攻撃なのかしっかり状況判断してメリハリのあるやりとりを行う。すなわちファーストランや止まった後の旋回時はディフェンスタイム。強引な巻き上げは勿論ドラグの締め込みは禁物。回旋時はドラグを少しだけ締め電動なら低速巻きの負荷をかけ一定のラインテンションを保ちつつサオの弾力で耐える。弱ってくると少しずつ距離が縮まり始める。この段階を攻守交代として、オフェンスに移る。ドラグを更に締め、頭を向かせ、巻き上げ速度を上げてポンピングで引き寄せる。サメがいるタナではある程度強引に巻き上げないとやられてしまう。このあたりは船長が傍らで適切なアドバイスをしてくれるだろう。

  • むやみにハリス径を落とさない
    アタリが出ないとき、ハリス径を落としアタリを出そうとする方がいるがヒットしてもハリス切れでバラしたら何もならない。アタリが出ないときはそれ以外の工夫を行うべき。デカキハダはハリス径は関係なく食ってくると迷いを断ち「ヒットした魚は必ず獲る!」の心構えでハリスは20号以上で勝負する。

マッドバイパー SPM
アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
オモリ
負荷
(号)
適合
ハリス
(号)
カーボン
含有率
(%)
価格
(円)
JAN
コード
HH-180 1.80 1 180 580 6.3(2.5)/17.9 60~250 ~40 32 118,000 029957*
※先径は、竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径、( )内は素材先端部の外径です。
※価格はメーカー希望本体価格(税抜)です。
付属品
■大物とのスタンディングファイトに不可欠なギンバル着脱式デカ腹当て(写真)
■竿袋