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GINEI KYOGI SPECIAL T LIGHT
銀影競技 スペシャル T ライト
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207gの軽量自重ながらTならではのリニアなオトリ操作に速攻抜きを可能にするパワーとスピードを備えたスペシャルTのライトチューニングバージョン。
「隠れた引きの銘竿」

スペシャルFが山本高義の手により、一切の妥協がない泳がせ専用機種となった今、20年以上ロッド開発に携わるダイワの増山邦夫にはひとつの考えが固まりつつあった。管理泳がせをテーマに製作された前作スペシャルF、これを新たな形で生かせないものだろうか、と。

画像長良川のマスターズ全国決勝大会で、優勝経験のある名手が前作スペシャルFを駆使して引き釣りで競う場面に遭遇した。さっそく増山も試してみた。驚いた事に、軽くて、想像以上に引きやすい。気持ちよく数を伸ばしてくれるロッドなのだ。「もともと僕はT調子が大好きでなんですけど、前作Fは管理泳がせの竿なのでそんな釣り方はしなかったのですが・・・正直、一番好きな竿になりました。前作スペシャルFはVコブシのせいか、鮎のサイズが小さくても浮かさずに引けるんです。」本人曰く、「個人的な好みを開発者のエゴとしてスタートさせた」というが、コアなファンに支持されていたTのマニュアル感、ジャジャ馬感を抑え、もっと軽く、スムーズな引き感を備えたロッドの潜在的な需要はあったのだ。こうして密かに進行したプロジェクトは前作Fをベースにプロトを製作するところから始まった。

いわば軽快になったスペシャルT。だが、それだけではない。注入されたのは前作Fのエッセンス。

【引き感とフレの両立】

増山:最初のプロトは前作Fベースだったけど、どうでした?
森岡:長良川で試してみたけど、どうしても張りが強すぎて、瀬で引いたときにイヤイヤ感が出た。だから、しなやかな方へと調子を設定していったんですよ。
増山:同じ先調子でもTよりFの方が#1、#2は軟らかいですが、胴の張りがありますからね。
森岡:先がグッと入って胴がシャンとしてるから、流れがきつかったりオトリが大きすぎると、どうしても止められない。
増山:前作Fを引き釣りで使うと、流れの強さやオトリの大きさに対する許容範囲が狭いという問題があったわけですね。私が特に好んでこのFを使ったのは、琵琶湖に流れ込む河川で、サイズが15~17cmと小さかったため、問題が出なかったんですね。
森岡:そうだろうね。長良のようなところでも、17~18cmのオトリを石裏に入れてフラフラさせるならいいんだけど、そこから引き上げるとか、流れの走っているところで止める、となると難しくなる。
増山:それでは、Tの良さが半減してしまいますよね。

森岡:目指したのは、特定の人だけじゃなく誰もがほしかった「軽いスペシャルT」。圧倒的な引きの軽さ、スムーズさは維持したい。でもほかの竿とのバランスを取るのが難しくて、Tと、前作Fとを使い比べながら、16~18cmのオトリをベースに、流れやオトリサイズの許容範囲が広くなるように今回のTライトは仕上げました。瀬でも止められるし、泳がせもできる。Tに比べれば多少はフレが出るんやけど、初期や低水温、魚が出来上がってないときはむしろそのくらいがいい。

【軽さに反するパワー】

増山:そういう意味では単なる「Tのライトバージョン」ではなくて、やはり「Fのエッセンスを注ぎ込んだT」ですね。オトリはノーマルTより横に動くんだろうけど、それはAともタイプSとも違いますね。
森岡:その加減がいちばん難しかったね。
増山:強過ぎると、小さなオトリでは浮いてしまうし、軟らかすぎるとオトリが大きくフラついてしまいますからね。
森岡:ライトといってもTの感度、速攻性、パワーは残しておきたいというのがあったから。17cm前後の鮎を引き倒し、速攻で抜けるようになっているから、回転力が違う。それと作り込んでいって驚いたのは、23、24cmくらいでも全然いけちゃう。ホント、Tの出番がほとんどなくなってしまうことが心配。それくらい軽いのに、安心感とパワーがある。

DAIWA TECHNOLOGY
画像 ■ESS(感性領域設計システム)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。ダイワは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域まで解析・数値化し、ロッドに反映する事を可能にした。また『X45』や『SMT』、『Vコブシ』などダイワテクノロジーのポテンシャルを最大限引き出し、有効且つ機能的に活用することもできる。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム。
■Z-SVFカーボン
ダイワはロッド性能にもっとも影響を与えるカーボンシートにおいて、繊維そのものの高弾性化は勿論、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う樹脂(レジン)量に対する機能向上に着目。贅肉ともいえるレジンの量を減らし、筋肉となるカーボン繊維の密度を高めることで、より強く、より軽く、より細いロッドの開発を進めている。「Z-SVF」は、素材の製法を一から見直し研究を重ね、理想的なカーボン繊維配列を実現したダイワ史上究極の高密度カーボン。
画像 ■X45
カーボン繊維の巻き角度は竿先に対して0°・45°・90°がそれぞれ曲げ・ツブレ・ネジレに対して最大の弾性を有する。他のX構造のように中間の角度にした場合、それぞれの弾性が低いためパワーロスの原因となる。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」はロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる最適構造なのである(世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。
画像 ■スペシャルV-ジョイント(#1~3はV-ジョイント)
パワーロスが生じがちな節の合わせ部にダイワ独自のバイアス構造を採用することで、ワンピースのような美しい曲がりを可能にし、負荷が掛かった時の節の歪みを抑えてパワーロスを減少させることに成功。さらに従来必要とされていた合わせ部の重ね代を極限まで減らしたのがスペシャルV-ジョイント。これによって重量を軽減しながらいっそう歪みの少ないロッドを作り上げることができる。
画像 ■Vコブシ設計
先端部#1~#3を短くセッティングすることで竿先の安定性を高め、感度の向上を図る設計思想。同時に中節~元竿は節長が長くなる胴長設計と組み合わせることにより、パワーと操作性・感度を兼ね備えたロッドを実現。
画像 ■スーパーリング構造
カーボンシートの巻き始めと巻き終わりの重なる部分の重なりシロを限りなくゼロに近づけてロッドを形成する技術。軽量化は勿論、繊細なロッド操作や引き抜き時の弾道が安定。
画像 ■エアグロスフィニッシュ(#4~元竿)
カーボン素材の表面を滑らかに研磨することによって余分な部位を一切排除し、カーボン素材の機能を最大限に活かす外観処理。カーボンブラックに怪しく光る光沢感も魅力。
画像 ■ゼロコーティング(#1~#3)
カーボンの素材感を残しながらも、鮮やかな色彩を放つダイワ独自の外観処理。無塗装に極めて近いため、カーボン素材の性能を十二分に発揮させることができる。※節または部位で、使用するカーボン素材の影響等により濃淡が生じる場合があります。
画像 ■セーフティフックタイプメタカラマン
穂先に仕掛けを直接つなげることで感度が大幅にアップ。仕掛けを取り付ける部分が回転するので糸ヨレや糸絡みも防ぐ。
画像 ■節落ち・食いつき防止合わせ
下節の上部内面に僅かな出っ張り(異形部)を作り、強い密着部分をつくることで実釣時に起こる節落ちを防止する。さらに、その異形合わせによる空気層が固着トラブルも防ぐ。
画像 ■固着防止リング
固着を防ぐため接合部分に空気層を作る溝(リング)切り加工を、節の太さによって幅と本数を変えながら施す構造。
その他の機能・仕様
  • 特殊撥水処理
  • 新触感グリップ
平滑処理を施した玉口部 銘板付き下栓
銀影競技 スペシャル T ライト
品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
錘負荷
(号)
適合水中糸 カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
メタル
ライン
ナイロン
90 9.00 8 143 207 1.6(1.6)/23.4 0-4 0.02-0.2 0.125-0.6 99 370,000 959063*
※先径は竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径、( )内は素材先端部の外径です。
付属品
  • ニット竿袋
専用設計の別売替穂先
  • トーナメントトップ(細径チューブラー穂先 先径1.4mm)
    メーカー希望本体価格 28,000円
  • SMT(スーパーメタルトップ 先径0.85mm)
    メーカー希望本体価格 30,000円